はじめに
このサイトを見ていていつも思うんですけど、専門的な知識やスキルを持ってる人が、難しいITの知識なしに自分のオンラインスクールを始められるっていうコンセプト、本当に素晴らしいですよね。僕自身、何かを人に教えるってなった時、コンテンツ作りに集中したいのに、ウェブサイトの構築とか、動画配信の仕組みとか、決済システムの導入とかでつまずく未来が容易に想像できちゃうんですよ(笑)。だから、そういう「教えたい」っていう純粋な気持ちを、技術的なハードルで諦めさせないっていう姿勢に、すごく共感するんです。特に、サイトの「導入事例」のページを見てみたら、その可能性の広がり方に改めてワクワクさせられました。書道教室からITエンジニアの育成、ビジネスコーチングまで、本当に色々なジャンルの「教えたい」が形になってるんですよね。
現状と課題
特に僕が面白いなって思ったのは、「書道」と「ITスキル」っていう、一見すると対極にあるようなジャンルが、同じプラットフォームの上で成り立ってるってことです。書道って、先生の筆の運びとか、墨の濃淡とか、そういう繊細なニュアンスを伝えるのがすごく大事じゃないですか。一方で、ITスキル教育なら、プログラミングコードを画面共有しながら、リアルタイムでデバッグしていくようなインタラクティブ性が求められますよね。これって、オンラインで「教える」ことの難しさを象徴するような2つの例だと思うんです。でも、このシステムは、ライブ配信機能や会員制のコミュニティ機能を通じて、どっちのニーズにも応えようとしている。これって、単なる動画販売サイトじゃなくて、ちゃんと「教育」っていう双方向のコミュニケーションを大切にしてるからこそなんだろうなって感じます。以前、オンラインの料理教室に参加した時、先生の手元が見えづらくて、結局うまく作れなかった苦い経験があるので(笑)、こういう「伝えたいことがちゃんと伝わる」仕組み作りは、本当に大事なポイントですよね。
解決策とアプローチ
じゃあ、例えば書道教室みたいな「手元の繊細な動き」が重要なレッスンを、もっとリッチに届けるにはどうしたらいいんだろう?って、勝手に考えてみたんです。たぶん、多くの人はノートPCのカメラ1台でやろうとすると思うんですけど、それだと先生の顔と手元を同時に、しかも高画質で見せるのって難しい。そこで、無料の配信ソフト「OBS (Open Broadcaster Software)」を組み合わせるのが、めちゃくちゃ良いんじゃないかなって。具体的には、こんな感じです。
今後の展望
1. **カメラを2台用意する:** 1台は先生の顔を映す用、もう1台は書画カメラみたいに真上から手元を映す用。USBで繋ぐ安いWebカメラで十分です。 2. **OBSにカメラを登録する:** OBSを起動して、「ソース」のところで「映像キャプチャデバイス」を2つ追加します。それぞれに2台のカメラを割り当てます。 3. **シーンを作る:** * 「シーン1:講師の顔」には、顔用のカメラ映像を全画面で表示。 * 「シーン2:手元」には、手元用のカメラ映像を全画面で表示。 * 「シーン3:両方」には、手元の映像をメインに大きく映して、隅にワイプで顔の映像を小さく表示させる(ピクチャー・イン・ピクチャー)。 4. **配信する:** OBSには「仮想カメラ」っていう機能があって、これをONにすると、OBSで作ったこの映像を、ブラウザ上のビデオ通話ツール(このサイトのライブ配信機能も含む)のカメラ入力として使えるんです。
こうすれば、レッスン内容に合わせて、ボタン一つで「まずは顔を見て挨拶」「じゃあ実際に書くので手元を見てください」「質問に答えながらワイプで解説」みたいに、テレビ番組みたいに映像を切り替えられるんですよね。あくまで僕のアイデアですけど、こういうちょっとした工夫で、オンライン教育の質って格段に上がるはず。
結局、どんなに良いツールがあっても、それを使う側の「もっと良く伝えたい!」っていう情熱が一番大事なんだなって、改めて感じました。そして、このサイトが目指しているのは、そういう情熱を持った人たちが、余計なことで悩まずに、その情熱を100%コンテンツに注ぎ込めるような「環境」を提供することなんだろうなと。だからこそ、書道もITも、ジャンルに関係なく素晴らしいスクールが生まれてくる。これから、どんな新しいジャンルの導入事例が増えていくのか、プロジェクトの一員のような気持ちで、本当に楽しみにしています。